テーパリングってなに?

テーパリングってなに? 投資・金融

テーパリングって株式投資を始めたらよく聞くようになると思います。
でもテーパリングってなんでしょうか?
今日はそのテーパリングについて詳しく調べましょう!

まず聞き間違うテンパリング

まず、料理をする人なら「テンパリング」と聞き間違うでしょう。
テンパリングとテーパリング似ているからです。
発音も早口だと似てますよね。
でも料理をしない、チョコ系のしかも製菓を作らない人にとってはテーパリングもテンパリングも分からないと思いますので、まずは簡単にテンパリングについて解説します。

テンパリングって?

テンパリングの意味は「焼戻し」という意味です。
最近では主にチョコレートの作業工程の中に含まれている言葉として利用します。
テンパリングとはチョコレートに含まれるカカオバターの結晶を最も安定した状態にする温度調整作業のこと。
光沢の美しい、滑らかな口当たりのチョコレートを作るには欠かせない作業だそうで、この作業を怠ることや、失敗した場合は出来栄えに左右します。
尚このテンパリングは大理石の上で行うのが多いそうです。確かに大理石は熱伝導率が良いので効率的に冷ますには良さそうです。
ただ最近では衛生的でない、という理由で大理石を用いるテンパリングは少なくなっています。

じゃあテーパリングってなんだろう

テンパリングについては分かりましたね。
これでもうあなたは相手に対して伝える時の発音で、間違えないように発音できるはずです。
ではもう一つの疑問、テーパリングについて進めましょう。

テーパリング(Tapering)は直訳すると「先細り」や「次第に先が細くなっていくこと」という意味で、金融用語ではQE(量的緩和)の縮小を意味します。

https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/te/J0598.html SMBC日興証券_初めてでもわかりやすい用語集より

はぁなるほど。テーパリングとは量的緩和(Quantitative Easing)の縮小ことですか。
全然分かった気にならないのはなんででしょう。
新しい疑問が湧いてきたからですね。

量的緩和ってなに?

量的緩和っつーのを縮小することがテーパリングということが分かりました。
じゃあ量的緩和って何することでしょうか?
字面からなんとなく分かりそうですが、ここで分かった気になったら負けです。
続けて調べてみましょう。

中央銀行が、景気や物価を下支えするために、マネタリーベースなどの「量」を操作目標として、市場に大量に資金を供給する金融緩和政策のこと。

https://www.smd-am.co.jp/glossary/YST2458/ 三井住友DSアセットマネジメント_わかりやすい用語集

まだちょっとピンと来ないですね。
まず第一声が「おん?」ってレベルの理解力です。
ただ量的緩和の主語は分かりましたね。
量的緩和をするのも、縮小するのも中央銀行だということです。
日本では日本銀行、アメリカでは米連邦準備理事会(FRB)を中心に複数の機関が分担しています。

具体的に量的緩和ってなにするの?

まず前提として、今不景気に向かっている最中だとします。
不景気かどうか様々な指標により判断しますが、とにかく不景気になりそうだと感じました。
そうしたら中央銀行はまず金利を下げて景気がこれ以上悪くならないように防ごうとします。
金利を下げることを金融緩和といいます。
金利を下げて下げて、ゼロ%近辺まで下げても経済回復しないってなったら、次の手を考えますよね?
RPGのボス戦で火属性の攻撃が効かない!ってなったら属性攻撃を変更しますよね。それと一緒です。
次に中央銀行の取る行動は国債などの金融資産を市場から大量に買うことです。
これを量的金融緩和政策といいます。
国債などを中央銀行が買うと市場に現金が市場に流れて景気回復に貢献するからです。
というわけで量的緩和は国債などの資産を購入し市場に現金を投入することでした。

量的金融緩和政策が続いたら?

国債などを購入したりその他の経済施策を実施し景気が回復してきたとします。
そうしたらもう購入する必要はなくなってきますよね。
そうしなくても市場に現金が戻ってきたので。
でも急に止めるとまた混乱しかねませんので、徐々に購入する金額、量を減らしていくのです。
これがテーパリングです。
なので「テーパリングしますよ」と宣言することがしばしばニュースになりますが、これは中央銀行的には「景気回復に向かっています」というメッセージになっているということです。

テーパリングが起こったらどうなるの?

テーパリング宣言があり、宣言通りテーパリングを行った場合は、国債の借り入れが少なくなり、その前の施策で実施していた金利を上げます。
企業は資金調達のために銀行に借り入れを行いますが、長期金利が上昇したら企業の借り入れコストもあがり、企業価値を反映する株価は安くなるのが一般的です。
なのでテーパリングする際には株価の下落が起こる可能性が高いと予想できます。
ただこの予想が今回、また未来のテーパリングにも当てはまるかというとそれは分かりません。
複雑な事情や思惑が重なった結果反映されるものなので、毎回こうなる、というものではありません。
ただもし株価の下落が起きたとしてもそもそも景気が回復していると判断しているからテーパリングするのであって、一時的な下落なだけですぐ景気回復するかもしれません。
またテーパリングすると宣言した時は市場は混乱するかもしれませんが、実際にテーパリングが始まったら市場は落ち着いているかもしれません。
宣言して実行するというのは確実に分かっている未来になるので、そのために事前に市場で準備できるからです。
投資家の皆さんにとって確実に分かっている未来ほど頼もしいことはないですからね。


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