風炉では灰形を整えるということを行います。
今どきは電気の釜も多いので、利用する方が少ないかもしれませんが、知るのはいいことです!
そもそも風炉の灰形っていつから始まったの?
諸説ありますが、一般的には秀吉の小田原の陣に同行した利休居士が古田織部と二人で由比ヶ浜を馬で通りがかった時のことだそうです。
利休居士
この浜辺の景色を茶の湯に応用したいと思うが、なにか思いつくことはないか?
古田織部
これといって思いつきません。
利休居士
この浜辺に、打ち寄せる波の風情を風炉の灰に、写してみてはいかがであろう
ということで利休居士の発想によるものであると言われております。『茶湯古事談』
灰形を作ってみよう!作り方
- 奉書紙を風炉に合わせて折る
- 風炉の中の底に奉書紙を敷く
- 奉書紙の上、中心に底土器をのせる
- 底土器を中心に灰を入れる
- 五徳を風炉の真ん中に入れる
- 五徳を上下左右均等におく
- 釜をかけてみて高さを見る
- 前部分の灰づもりをする
- 五徳の爪の間に前土器を入れる
- 釜をのせて前土器の高さを調整する
- 小羽等で灰をならして灰匙で仕上げる
- 手前の谷を押し切る
- 向こうの斜面も灰づもりをして灰匙で仕上げる
- 向こうの谷を押し切る
- 両側の谷を整える
- 火床部分を仕上げる
- 水の卦を書いて完成!
上記のように灰形を仕上げます。
慣れれば時間にして15分もかからないと思いますが私はまだその境地に至っておりません。
今度写真も追走して追加します!
ひとまず今日はここまで!
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