Quickさんに株式投資についてお伺いしました!
株式投資のススメ
- ハイリスク、ハイリターンは資産を良くも悪くも左右する
- 近い内に必要になるお金は投資資金にしない
- 投資信託と個別株のバランスを自分なりに考える
- 株主になると得られる経営視点
基本的に初心者の内は余剰資金で資産運用をしていって慣れて来たらどんどん入金したり色々選択肢を広げるほうがいいと思います。
また基本的に投資は長期的に運用して利益を得られますので、短期でお金が必要になると分かっているのならそのお金には手をつけないほうがいいです。
短期でお金が必要じゃないと分かっていても、例えば、残高0円になるまで入金するなどもってのほか!!基本的には現金が最強です。
何があるか分からないので、半年は暮らせるだけのお金は常に現金で確保しておきたいです。
身近な企業への投資が一番の王道
- 自分が知っているサービスなら見通しが理解しやすい
- リスクは理解していないところからやってくる
- 新製品を的確に判断できる
例えば皆さんなにかしら利用していますよね?
どこかへ移動する際にはバス、電車、タクシー。お仕事する時にはパソコン、スマホなど。それ以外にも食べ物だって身近ですよね。
そうやって好きな商品の会社を知り、そこの会社を応援したいと思ったら個別株を買うのも一つの手段です。新製品が出たらチェックするほど好きな会社ならずっと気にしているでしょう。
ただし、自分の勤めている会社の株や自分の働いている業界の会社は余り推奨はされていません。
うっかりインサイダー取引をしてお縄になるかもしれないし、自分の勤めている業界にはすでにあなたの労働を投資しているのです。ですので他の業界にリスクを分散させるというのが良いとのことです。
もちろん、自分のいる業界でも買いたい株や応援したい企業があるならその会社の株を買えばいいと思います。
銘柄の探し方、調べ方
- 事業・業界の見通しは明るいか?
- 業績に問題ないか?
- 株価は高すぎないか?
- 投資しがいのある企業か?
- 買える銘柄か?
事業・業界の見通しは明るいか?
新しい商品を発売してそれがヒットしそうだぞ。
これからこの業界の需要が増えそうだぞ。という明るい未来の展望があるかどうかです。
業界自体の先行きは暗そうでも、その会社自体の先行きが問題ないとご自身で思ったのであれば投資してもいいと思います。
業績に問題ないか?
最終的に企業は利益から株主に配当金として還元します。売上がよくても利益が伴ってない場合は配当金の還元は厳しいでしょう。ですので売上だけで判断せず、利益なども確認した上で投資は判断すべきです。
例えばすごい需要が増えて売上が増えた業界があったとします。そこでは新規参入など業界自体が加熱していて広告などで売上以上にお金を使っているかもしれません。
きちんと利益が右肩上がりになっているのかどうか、これを見極めて投資していったほうがいいと思います。
株価は高すぎないか?
株価は日々変動します。
株価を見る時にはPERというのが指標になります。PERが高い程、割高だということです。
今もしあなたが買いたい企業が人気ならPERが高い可能性があります。今後もどんどん値上がりすると思うのであれば今買えばいいし、人気が収まると思うのなら、そのタイミングで買えばいいと思います。
PERが高いかどうかは同じ業種や似た企業を参考に確認してみましょう。業界が異なれば値が変わることも多いので必ず類似企業で確認しましょう。
投資しがいのある企業か?
自分のお金を投じて企業を応援する行為が投資です。ですので応援したい気持ちがあるかどうか、というのが大事になります。
またその企業の資本効率というのも高いかどうか気にしてもいいと思います。自分の大事なお金を企業に渡しても、その会社があなたのお金を塩漬けしておくだけだったらどうですか?使ってほしいと思いませんか?資本効率に関しては日本企業は全体的に低いと指摘されています。もし日本株を購入する場合は資本効率を気にしてみてもいいかもしれません。
買える銘柄か?
基本的に日本株は100株単位での購入です。例外的に1株単位での購入が可能な場合もございますが、基本は100株!これを覚えてください。
例えば有名な企業の株の100株買おうとすると初期投資資金が800万円〜500万円などかかってくる場合があります。投資は無理して行うものではありません。もし買うのにすごく我慢することがあったりする場合は購入は見送ってもいいかもしれません。
テーマ株
テーマ株とは?
市場で関心を集めるトレンドを幅広く「テーマ株」と呼びます。
トレンドワードは何でもありです。最近ですと「5G」「DX」「ゼロ・カーボン」などが人気です。波及効果も含めてテーマ株となりますので、テーマに少しでも関連がある場合も「テーマ株」として扱われます。
テーマ株になると株価が上昇しやすくなります。
個人的にはテーマ株は短期決戦かなぁ。短期であがると見越してすぐ売ってしまうのが良いのかなと思います。
テーマ株の個別企業の業績は必ずチェック!!
注目されがちなテーマ株。その中の全ての企業の業績が良好とは限りません。
必ずテーマ株内の個別企業を狙っているのでしたらその企業の業績をチェックすることはマストです。
ただ株は将来の予想が重視されます。将来の業績がどうなりそうか、というのは「企業予想」と「コンセンサス」で必ずチェックしましょう。
コンセンサスとレーティング
コンセンサスとは?
市場予想。アナリストによる個別企業の予想を平均したもの
レーティングとは?
投資判断。アナリストが導き出す投資のおすすめ度
アナリストはその会社の業界や会社を取り巻く環境、その会社の経営を元に分析した結果を公表しています。ただあくまでも予想になりますので、必ずしもその通りになるという訳ではございません。
ですので期待に届かなかったりすると株価が下がったりもします。
他にこんなところもチェックしよう!
- 収益をあげているか
- 株主還元を行っているか
- 株主優待があるか
収益をあげているか、株主還元をおこなっているか
得られる利益は値上がり益と配当利益の2つに分かれます。
値上がり益は株価が値上がった時の売却益、配当利益は一定時期に配当として分配される利益です。
配当金は金額そのものが高いと魅力的に思えますが、株を購入時の金額等を踏まえて総合的に判断して購入するようにしましょう。
また株を持っていると確定するまでに2営業日かかります。ですので、もし3/31に株主の人に配当されるという企業があった場合は、3/28には遅くとも購入してないと分配されません。日にタイムラグがあるので注意してください。
株主優待があるか
上場企業の1500社が株主優待を実施しています。
株主優待をもらえるには条件がありますので、購入予定の会社の株主優待の条件を必ずチェックしましょう。大体は以下の所有株数か、保持年数のいずれか、及び両方の条件が重なることが多いです。
ありがちな条件 | 説明 |
所有株数 | 100株以上 300株以上 500株以上 1000株以上 など大体は奇数の100株単位で条件が異なってきます。 ただ、500株以上の条件になると1000株以上というのが大半です。 |
保持年数 | 1年以上 3年以上 5年以上 など大体はこちらも奇数の年数で条件が異なってきます。 |
株主になっても企業調査はかかさない!
株を買うことがゴールなのではなく、あなたの資産を増やすことがゴールです。
ですので購入した株には頑張って働いてお金を増やしてもらわないと困ります。
なので購入した株の企業については全て以下の行動をしましょう。
- その企業の決算発表日を調べる(いつに公表されるのか)
- 決算説明会資料を確認する
決算発表日が大体は3ヶ月に1度ありますので、そのタイミングで確認しましょう。
また決算発表のタイミングで企業は分かりやすいように売上や利益についてグラフで示した資料を配布することが多いので、そのグラフを確認するようにしましょう!
より良い投資運用をしてきましょう!
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